【マイルチャンピオンシップ2015予想】モーリスの2つの不安要素とは?

2015年の安田記念の覇者であるモーリスは、今年1月から1000万条件から安田記念を含めて4連勝中で、マイルG?春秋制覇を目指してマイルチャンピオンシップに出走する。ステップレースを使わず、マイルチャンピオンシップ直行のモーリスにはマイルG?春秋制覇への壁がいくつか立ちはだかっている。今回は2つの不安要素を紹介したいと思う。

1つ目は、輸送の問題だ。モーリスは美浦の堀厩舎に入っているが、この4連勝は中山3勝、東京1勝という内訳になっており、長距離の輸送となる今回は輸送への不安が拭いきれない。2歳時は関西で勝ってはいるが、条件戦とG?ではメンバーが違いすぎる。最近の関東馬は少し前から栗東入りし、そこである程度過ごすことにより輸送のリスクを減らすようにしており、早々に栗東入りしてるかどうかも予想する上でのファクターの1つになっている。よって、モーリスの場合も前もって栗東入りするかどうかを確認することをおすすめする。

次に、休み明けの問題だ。モーリスは安田記念以来5カ月ぶりのレースを走る。ここ10年程度のデータでは、中10週以上の馬は馬券にも絡まないという衝撃のデータがある。1986年以降に広げても、安田記念からマイルチャンピオンシップへの直行組の最高成績は7着である。マイルチャンピオンシップの開催は11月終わりなため、ここが大目標の場合はスワンステークスや富士ステークス、毎日王冠などを1回走る余裕がある。直行組の場合、何らかのトラブルで走れないか、回復に時間がかかったかのいずれかがほとんどである。どちらにせよ、あまりポジティブな状況ではないことは確かである。

2つの不安要素だけだが、そのうちの1つはかなり深刻なデータである。このデータを破ることができたなら、モーリスは来年更なる飛躍が期待されることとなるだろう。

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