マイルチャンピオンシップは昔から両極端なレースと言われており、かなり堅く決まるか、とんでもない大荒れになるかどちらかと言われている。ちなみに去年は1番人気ミッキーアイルが馬群に沈んで15着と惨敗し、勝ったのは8番人気のダノンシャークであった。このように1番人気の飛び具合が極端な傾向にある。
過去10における1番人気の成績は、3勝、2着3回、3着1回というデータが出ている。勝ち切るかはわからないが大崩れもそこまでしないという傾向だ。他に目立った成績と言えば3歳馬と7歳馬以上の成績があまりよくないということ。特に3歳馬はわずか2頭で、7歳馬以上はカンパニーのたった1頭だ。3頭とも人気の馬であったが、人気を集めていない3歳馬もしくは7歳以上馬は思い切って切るという手もある。
牝馬においては過去10年で計6頭が3着に入着している。いずれも5番人気までの馬で、6番人気以下で3着以内に入った馬はいないというデータがある。狙うなら人気が5番人気以上の牝馬を狙ったほうがデータ的には良いとされている。
前走成績に関しては、天皇賞秋組が5勝を上げておりダントツで優秀である。ただし、全ての馬は当日4番人気以内で、それ以下の人気では3着以内にも入らないというデータがある。天皇賞秋組というだけでなく、人気の動向をチェックしておこう。あとは、安田記念からの直行組、もしくは中10週以上の休み明けの馬は1頭も絡んでいないというデータもある。安田記念からの直行組は7着が最高なので、割り引いて考えても良いかもしれない。
過去のデータからいくつかの傾向が見られたが、はっきりとして出たものが多く、データだけである程度の数頭は絞れるのではなかろうか。