マイルチャンピオンシップは、ダイタクヘリオスやノースフライトが活躍していた頃は歴代先行有利であったが、近年のマイルチャンピオンシップは半数程度の勝ち馬が中段につけてレースを運び、第4コーナーの坂の下りから差していくといったレース展開が多い。脚質的には差し馬有利になってきていると言える。逃げ切り勝ちなんてめっぽう見なくなったというのがこのところのマイルチャンピオンシップの傾向である。
逃げ馬は不振
先頭でレースを運ぶと勝てない。特徴としてはこんな特徴が見受けられる。基本的に京都競馬場は、先行して位置取りが良くて上がりの早い馬が勝つ傾向にあるが、特にこのマイルチャンピオンシップは顕著にそれが出ている。京都の長距離は完全に先行有利なのだが、マイル戦は歴代上がりがのタイムが速ければ中段以降につけてレースを運ぶ馬でも差しきれることがある。
逃げ馬&後方一気は割引
ただし、多頭数でレースが行われることが多い同レースは最後尾からの追い込みは全く見られない。同じような力量の馬が多く、前がふさがると横に出す必要があるため第4コーナーで不利になり、ゴールで届かないといったケースがよく見られる。従って、逃げ馬と後方からの追い込みの馬については割り引いて考えても良さそうだ。
波乱も多い
マイルチャンピオンシップは荒れることも多い。一番人気が飛ぶ可能性の高いレースという一面もある。一番人気が1,2着に来るときでも相手が人気薄であることが多く、結果配当が高くなる傾向がある。非常に難解なレースであるが、逆に当たれば高配当が見込める。従って、人気順位などは気にせずに調子が良さそうで中段付近から差せる馬を中心に購入するとおもしろいだろう。