「第32回マイルチャンピオンシップ」(G?)を制したのは4番人気のモーリス(牡4)だった。G?馬が9頭も集まり混戦ムードだったレースを見事に制し、G?・2勝目を挙げた。モーリスはこれで5連勝となり、前走の安田記念(G?)に続いてマイル戦の重賞を2連勝した。
輸送でのイレ込みの不安、5ヶ月という期間が空いた休み明けの不安など、不安要素は少なくなかった。しかしレースでは好スタートを切り、中団でしっかり鞍上のR.ムーア騎手と折り合った。絶好の手応えで4コーナーをまわると、内でもがいているライバルたちを尻目に直線では外から豪快に脚を伸ばした。先行馬たちを一気に交わして前へ出て一気にゴールまで駆け抜けた。
勝ちタイムは1分32秒8(良)。同じく中団から伸びてきた2番人気のフィエロ(牡6)が1馬身1/4差の2着に入着し、昨年と同着で2年連続の2着となった。さらにクビ差の3着には1番人気のイスラボニータ(牡4)が入着した。
鞍上のR.ムーア騎手は、レース後のコメントで「良い馬に乗せてもらえたことは分かっていたので、良い結果が出せて良かった。休養した分調整が上手くできた。毎年お世話になってる堀先生のためにも、このG?が勝ててよかった。理想的には内枠が良くて、ペースも早ければ良かったのだが、外枠でペースもゆっくりとなってしまった。でもスタートは良かったし、いい位置につけれて、この馬は乗り越えてくれた。日本で見る限りの”ベストマイラー”だ。」とモーリスを褒め称えた。
モーリスは今後についてだが、以前から招待されている香港国際レースへの出走も視野に入れながら慎重に決めていきたい、と堀調教師はコメントした。同じマイル戦である香港マイル(G?)もあるが、香港国際レースには2000mの香港カップ(G?)もある。遠征するとなれば、どちらに出走するのかも気になるところだ。
着順
1着 16 モーリス 牡4 57.0 ムーア
2着 10 フィエロ 牡6 57.0 Mデムーロ
3着 5 イスラボニータ 牡4 57.0 蛯名
4着 8 サトノアラジン 牡4 57.0 ルメール
5着 7 アルビアーノ 牝3 54.0 柴山
6着 3 レッツゴードンキ 牝3 54.0 戸崎圭
7着 14 トーセンスターダム 牡4 57.0 武幸
8着 13 リアルインパクト 牡7 57.0 ボウマン
9着 17 ロゴタイプ 牡5 57.0 浜中
10着 15 ダノンシャーク 牡7 57.0 岩田
11着 6 アルマワイオリ 牡3 56.0 勝浦
12着 18 クラリティスカイ 牡3 56.0 横山典
13着 11 カレンブラックヒル 牡6 57.0 秋山
14着 1 ヴァンセンヌ 牡6 57.0 川田
15着 12 レッドリヴェール 牝4 55.0 アッゼニ
16着 2 ケイアイエレガント 牝6 55.0 吉田豊
17着 4 ダイワマッジョーレ 牡6 57.0 武豊
18着 9 レッドアリオン 牡5 57 川須
払い戻し・配当金
単勝
16 570円
複勝
16 210円
10 150円
5 130円
枠連
05?08 1,270円
馬単
16→10 3,400円
馬連
10?16 1,780円
ワイド
10?16 690円
05?16 590円
05?10 300円
三連複
05?10?16 2,000円
三連単
16→10→05 12,000円